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社内イベントの会場手配はなぜ大変なのか

社内イベントやMICEの会場手配で担当者を消耗させる電話確認・見積もり比較の手間を整理し、コンシェルジュ代行と承認・請求の一本化で解決する方法を解説します。

社内イベントの会場手配はなぜ大変なのか

社内イベントやカンファレンス、展示会の運営を任された総務・イベント担当者が最初にぶつかる壁は、会場探しそのものではなく「空き状況の確認作業」です。候補会場を10件リストアップしても、実際に空いているかどうかは電話やメールで一件ずつ問い合わせないと分からず、日程が確定するまでに何日もかかることは珍しくありません。本記事では、会場手配業務がなぜここまで煩雑になるのかを整理したうえで、手配そのものを代行するコンシェルジュサービスと、社内の承認・精算フローを組み合わせて負担を減らす方法を紹介します。

この記事の要点

  • 会場手配の空き確認が今も電話中心なのは、貸会議室やホテル会場の在庫情報がオンラインで一元管理されていないため。
  • コンシェルジュ型の代行サービスを使えば、担当者は条件を伝えるだけで候補提示から予約確定まで任せられる。
  • 会場を探す手段には、コンシェルジュ代行のほか、自分で検索して予約する検索型マーケットプレイス、法人契約前提のサテライトオフィスがある。
  • 手配を代行に任せても、支払いや経費処理が個人立替・請求書バラバラのままだと、担当者の負担が経理側に移るだけになる。

会場手配の空き確認は、なぜ今も電話中心なのか?

会場手配の空き確認が今もなお電話中心なのは、貸会議室やホテル会場の在庫情報がオンラインで一元管理されていないケースが多いためです。予約サイトに掲載されている情報が最新とは限らず、直近の変更やオプション設備の有無は電話でしか確認できないことが多く、担当者は候補ごとに個別対応を迫られます。

候補会場ごとに条件が異なり比較検討に時間がかかる

会場によって収容人数、配信設備の有無、飲食持ち込みの可否、キャンセル規定がすべて異なるため、単純な料金比較だけでは判断できません。社内イベントの目的(研修、講演会、展示会出展など)に応じて必要な条件は変わり、条件を満たす会場を絞り込むだけでも相応の調査時間がかかります。

見積もり取得・日程調整のやり取りが往復しやすい

会場ごとに見積もり依頼、日程の仮押さえ、キャンセル期限の確認といったやり取りが発生し、複数会場を並行して比較しようとするほどメールや電話の往復が増えます。担当者が本来の業務と兼務している場合、この往復作業だけで丸一日を費やすことも少なくありません。

会場手配を代行してもらうとどうなるのか?

会場探しから見積もり取得、予約確定までを代行するコンシェルジュ型のサービスを使えば、担当者は条件を伝えるだけで候補の提示から手配完了まで任せられます。1Approvalを運営する株式会社エイチが提供する「エイチ(Eichiii)」も、この領域をカバーするサービスの一つです。

エイチ(Eichiii)が提供する会場・付随手配の仕組み

エイチは、ホテル・会議室・ワークスペース・イベント会場に加え、弁当やケータリング、レンタカーといった付随手配までを一括で扱うプラットフォームです。条件に合う候補が見つからない場合はAIコンシェルジュが提案をサポートする仕組みも備えており、同社が製薬業界向けに提供する「Eichiii MR」では、全国38,000施設以上を対象に会場手配とコンシェルジュ対応を組み合わせて提供しています。担当者が個別に電話をかけて空き状況を確認する作業そのものを、サービス側に委ねられる点が特徴です。地方自治体が運営する公民館・公共施設のように、そもそもオンライン予約の窓口がなく電話や書面での申請が前提になっている施設についても、コンシェルジュが自治体側とのやり取りを代行することで手配の選択肢に加えられる点も、個人での検索・予約が中心のサービスとの違いです。

手配代行と社内承認フローをどう組み合わせるか

エイチのMICE・出張・購買周りでの手配一本化を、社内の承認・購買基盤の1Approval MICE・イベントの詳細を見るを組み合わせると、会場が決まった後の稟議・承認プロセスもスムーズになります。手配内容がそのまま申請データとして連携できれば、担当者が見積書をコピー&ペーストして稟議書を作り直すといった二重入力の手間もなくなります。

条件のヒアリングから候補提示、予約確定、社内承認、法人一括請求までの5ステップの流れを示すフロー図

類似サービスとの違い|貸会議室チェーン・検索型マーケットプレイス・サードプレイスオフィスとの比較

会場やスペースを探す手段には、エイチのようなコンシェルジュ代行のほかにも、自分で検索して予約する各種サービスや、法人契約が前提のサテライトオフィスがあります。エイチの立ち位置は、これらを個別に契約・比較する手間ごと引き受ける「プラットフォームのプラットフォーム」に近いものです。

直営型貸会議室チェーン、検索型マーケットプレイス、サードプレイスオフィス、エイチの4サービスを、施設の幅・品質の安定性・法人一括請求・契約の手間の4項目で比較した表

直営型貸会議室チェーン(TKP・ベルサール・AP会議室・ビジョンセンター)との違い

TKP、ベルサール(住友不動産)、AP会議室(TKPグループ)、ビジョンセンター(サンフロンティア不動産)は、いずれも自社直営の会議室・イベントホールを多拠点展開するチェーンです。TKPは全国2,500室超、ベルサールは都心33施設で最大2,700〜3,000名規模まで対応、ビジョンセンターは首都圏20拠点と、それぞれ専任スタッフによるレイアウト設営・備品手配・当日運営までのワンストップサポートを強みにしています。会場の質や当日の運営サポート体制という点では、コンシェルジュ代行よりも手厚いケースも少なくありません。

一方で、これらの直営チェーンも含め、貸会議室の多くは空き状況がオンラインで即座に分からない施設が大半です。エイチではこうした施設についてコンシェルジュが空き状況確認・見積もり取得・比較までを一つの窓口で滑らかに進める導線を用意しており、担当者が候補ごとに個別連絡する必要がありません。加えて、対応できる会場をそのチェーンの自社拠点だけに限定せず、ホテルや独立系施設を含む全国38,000施設以上のネットワークから横断的に候補を探せる点、会場以外の付随手配・法人請求まで一つの窓口でまとめられる点が異なります。

検索型マーケットプレイス(スペースマーケット・インスタベース・ヨヤッピン)との違い

スペースマーケット、インスタベース、ヨヤッピン(スペイシー×JR西日本)は、いずれも会議室・イベントスペースを利用者自身がWebやアプリで検索し、その場でオンライン予約・決済まで完結できるマーケットプレイス型のサービスです。掲載件数はスペースマーケットが3〜4万件以上、インスタベースが48,000件以上、ヨヤッピンが全国約14,000拠点と豊富で、条件検索によって空き状況をリアルタイムに確認できる点は電話確認の手間を大きく減らします。

一方で、こうしたマーケットプレイスは個人が運営するスペースの掲載も多く、写真が実際以上に魅力的に見えても、いざ現地に行くとワンルームマンションの一室だったというような、実物を見ないまま予約する以上のリスクが伴うことがあります。大事な取引先との打ち合わせや社内イベントでこうした事態が起きると、会場の格そのものが問題になりかねません。エイチは大手・中堅企業の法人利用を前提に、独自の審査基準で会場を厳選したうえでネットワークに組み込んでおり、多くの提携施設はAPI連携によって自動予約が完結し、個別確認が必要な施設はコンシェルジュが仲介する仕組みになっています。支払いも法人一括請求でまとめられるため、個人のクレジットカード決済を前提とするマーケットプレイスとは経費処理の面でも運用が異なります。

サードプレイスオフィス(H¹T・SoloTime・ジザイ・ワークスタイリング)との違い

H¹T(野村不動産)、SoloTime、ZXY[ジザイ](ザイマックス)、ワークスタイリング(三井不動産)は、いずれも法人契約を前提としたサテライト型シェアオフィスです。全国150〜580拠点規模で展開され、15分単位の従量課金や月額プランで、テレワーク中の従業員が近隣の個室ブースや会議室にドロップイン利用できる点が共通の特徴ですが、利用するには自社とそれぞれの運営会社との間で個別に法人契約を結ぶ必要があります。

複数のサードプレイスオフィスを従業員の拠点や用途に応じて使い分けたい場合、この個別契約の手間がそのままボトルネックになります。エイチは、こうした個々のサテライトオフィスサービスとも連携し、自社で何社ともあらためて契約を結ばずに横断的に利用できるプラットフォームとして機能する点が異なります。日常のリモートワーク利用と、社内イベント・展示会出展のような単発のMICE手配を、契約を増やさずに同じ窓口でまとめられることが、サードプレイスオフィス単体との違いです。

承認・経費精算まで一本化するとどんなメリットがあるのか?

会場手配を代行サービスに任せても、支払いや経費処理の仕組みが従来のまま個人立替・請求書バラバラの状態だと、担当者の負担は経理側に移るだけです。手配から精算までを一本化してはじめて、業務全体の負担が減ります。

個人の立替精算をなくし法人決済に一本化する

複数の会場・付随サービス事業者にそれぞれ振込や立替払いをしていると、担当者は領収書を集めて精算申請を作る作業から逃れられません。手配と支払いを法人決済にまとめておけば、イベント終了後に個々の領収書を突き合わせる作業自体が発生しなくなります。

複数取引先の請求を月1回の一括請求にまとめる

会場費、ケータリング、宿泊費など複数の取引先にまたがる支払いを、月1回の法人一括請求にまとめられれば、経理担当者も個別の請求書を突き合わせる作業から解放されます。イベントが多い時期ほど、この一本化の効果は大きくなります。

会場費・ケータリング・備品レンタルと支払先が分かれることで精算が分散する問題は、MICE運営の経費精算が煩雑になる理由と請求一本化の方法で詳しく扱っています。

会議室を都度手配するのではなく拠点として押さえる選択肢を検討する場合は、フレキシブルオフィスの料金体系と相場【2026年版】が参考になります。

よくある質問(FAQ)

社内イベントの会場手配を代行サービスに任せることはできますか?

はい、可能です。エイチ(Eichiii)のようなコンシェルジュ型サービスでは、希望条件を伝えるだけで会場探しから見積もり取得、予約確定までを代行してもらえます。担当者が個別に電話で空き状況を確認する作業を減らせます。

会場手配を代行に任せても社内の承認フローは必要ですか?

必要です。手配自体を外部に委ねても、費用が社内規定の範囲内かどうかを確認する承認プロセスは別途必要になります。手配データを1Approvalのような承認基盤と連携させれば、稟議書の二重入力を避けながら承認フローを維持できます。

会場手配とその後の経費精算をまとめて効率化する方法はありますか?

会場・付随サービスの手配を法人決済でまとめ、複数取引先への支払いを月1回の一括請求に集約する方法が有効です。個人立替をなくすことで、イベント終了後の領収書突き合わせ作業自体をなくせます。

検索型のスペース予約サービスを法人利用する際に注意すべき点はありますか?

個人が運営するスペースも多く掲載されているため、写真の印象と実際の会場に差があるケースがあります。大事な取引先との打ち合わせや社内イベントで使う会場は、事前に審査・厳選された施設ネットワークを持つコンシェルジュ代行を使うか、下見や口コミ確認を徹底することでリスクを減らせます。

監修

伏見 匡矩

伏見 匡矩

株式会社エイチ 代表取締役社長

株式会社エイチ代表取締役社長。出張手配・会場手配の実務を起点に、申請・承認から購買実行までを一体で扱う1Approvalを立ち上げ、事業責任者としてプロダクト設計に携わる。スペースコンシェルジュ事業では、会議室・イベントスペースの会場手配を累計30,000件以上担当。手配側の実務から、会場選定・承認・請求の課題を扱っている。

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